【おしもり】ビーズってどうやってできるの?
2016年 12月 28日
おはようございますっ!MORiKO★ですっ!!!
やってまいりました♪毎週水曜日は「おしえてMORiKO★!」略して【おしもり】のコーナー♪
今日の質問は本社でPOPを作っているHさんより質問をいただきましたぁ~♪
Q.ビーズってどうやってできるの?
これはいい質問ですね~!
確かにビーズってどうやって出来ているのか、みたことがある人はほとんどいらっしゃらないと思いますっ!!!
ほとんどの人は機械に原石をほうりこんだら、コロンコロンとビーズが出来上がってくるのを想像していると思います。
全然違いますっ!
プラスチックや金属などは溶かして型に流し込むとう方法ができますが、天然石は溶かす事ができません。
ビーズにするには石を削ってその形にするしかないのですっ!!!
また天然石はその種類によって硬度や割れやすさなど、多種多様です。
ビーズにするには石を削ってその形にするしかないのですっ!!!
また天然石はその種類によって硬度や割れやすさなど、多種多様です。
石の加工って、実際はとってもアナログなんですよ~!!!
今日はMORiKO★画伯、がんばって図を作ってみました~!
恐らくこの図をみていけばどうやってビーズが作られていくのかが分かると思いますので、みなさん読んでみてくださいっ!!!
原石からビーズが出来るまで
原石のままでは表面にデコボコがあり、ビーズに削る事はできません。
この切る作業も、石専用のゆっくりと安全に切り落とす方法をとれば、1カットに1週間もかかります。
ブロックとなった原石。
これをさらに切って、サイコロ状の小さなブロックを作っていきます。
この1つのサイコロが1つのビーズになってゆきます。
天然石なのでひとつの原石の中に質のよい部分悪い部分があります。
HCと名がつけられるような最高品質の場所はほんのわずかしか採れません。
なぜHCのものが希少で高価なのかといいうとこのためです。
このようにサイコロが揃うころまでに2週間かかります。
ひとつづつ手で削ってゆくので大変な手間です。
大まかな丸みが出るまで人の手で磨いていくため、この作業でも1週間かかります。
綺麗な球体に仕上げるために整形機で削ってゆきます。
この工程も1週間かかります。
穴がないとビーズにならないため、穴を空ける必要があります。
ひとつひとつ手でビーズを持って、穴あけ機にあてて穴を空けていくんです。
熟練した職人さんでないと真ん中に穴をあけるのはとても難しいのです。
穴があくといよいよ最終工程です。
バレル研磨といって、ビーズをタル状の機械に研磨剤ごと入れ、振動を与え続けて表面をぴかぴかに磨いていくのです。
この工程のとき、ひとつのビーズの中に柔らかい部分、硬い部分が混在していると、削れすぎる部分が出てきてしまって丸の形が乱れる事があります。
このバレル研磨も1週間~2週間かけていきます。
どうですか~!
こんなにたくさんの工程を経てビーズになっていくんですね~!!!
原石からビーズになるまでおおよそ1ヶ月~2ヶ月半かかります。
実際にはひとつの作業をまとめてやらないと効率が悪いので、ビーズ1つ1つではなく、ある程度まとまった量を加工するので時間がかかるんですね~。
そのため必ずしもそれぞれの工程にかかる時間は正しいとは限りませんのでご了承ください。
この記事を読んで、お手持ちのビーズをより大切にしようと思って頂けると幸いです!
バイヤー三銃士ブログもよろしくお願いします。
by stonebuyer
| 2016-12-28 09:00
| おしえてMORiKO★!