出西織 多々納工房さんに行ってきました
2017年 02月 09日
おはようございますっ!MORiKO★ですっ!!!
今日はいつもと趣旨をちょっと変えて、出雲のご紹介です♪
化学薬品で布を染めている事が多い現代、昔ながらの藍染めが見直されはじめています。
藍染めといえば、なんとなく植物のエキスから色を取り出して染めるのかなぁなんてくらいで、あまり知識もなかったのですが、昨年に出雲の「出西織 多々納工房」さんにお伺いする機会があり、藍染めについて勉強させてもらいましたっ!!!
とっても素敵な体験だったのでご報告です♪
出西織と書いて、「しゅっさいおり」と読みます。
霧雨の降る冬の寒い日、
初めて多々納工房さんにお邪魔しました。
お庭には立派な木があって、昔の古民家が・・・
素敵♪♪♪
こっそりのぞくと、綿花から収穫したばかりの綿が置いてありました♪♪♪
白い品種と茶色い品種の2つがあるそうです。
みなさま藍染めってどうやって染めているかご存知ですか?
藍(あい)という植物があって、それを乾燥、そして発酵させ「すくも」と呼ばれる色が濃縮されたものを作ります。
これは徳島県が有名です。染物屋さんはこのすくもを買って染めていく訳ですが、水に溶かして糸を入れてすぐに染まるという訳ではないんですね。
藍を発酵させ、中に住んでいる微生物の力を借りて、藍を染まらない状態から染める事のできる状態に変えてあげるんです!
そのときにお酒なども入れるらしいですよ~!藍の中の微生物はお酒が好きなんですって!!!
藍の温度とPh(アルカリ性じゃないと駄目らしいです)をみながら数日~1週間、藍を建ててやっと染める事が出来るそうです。
その間はつきっきりで、元気がなければお酒をあげたり、灰を入れてアルカリ性にしたりと目が離せません。
藍はまさに生き物なんですね。
これがその藍です。
もこもこっとした藍色のものが水面に浮いていますが、これが「藍の花」。
MORiKO★はずっと染めている糸が水面から上にで出ているのだとばかり思っていました・・・
発酵の際にできる泡が水面にたまったもので(例えが悪いですが、肉を茹でたときに出るアクに似ています。)、それが空気に触れるとこのような綺麗な藍色になるんです。
どうですか!
この色!
素晴らしい色ですよね~!!!
この藍に糸をつけ、絞って、空気に触れさせます。
そうすることで藍色が発色してきます。
目の前ですぅ~っと色が変わっていくのを見ると、まるでマジックを見ているようですよ~!
マジック=魔法 (笑)
こうやって化学薬品を使わず、自然の力で染まった出西織。
その糸を特別に分けていただき、天然石と組み合わせたブレスレットを作成しましたっ!!!
それが昨日から京都高島屋さんで特別販売させていただいているもののひとつなんですっ!!!
*詳しくはこちらを御覧ください。
2月8日~14日までの1週間限定のイベントなので、お近くにお住まいの方は是非お立ち寄りくださいっ♪♪♪
バイヤー三銃士ブログもよろしくお願いします。
by stonebuyer
| 2017-02-09 09:00
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