inクォーツ?なPTたちのご紹介と、アレの結果返ってきました!
2018年 03月 11日
おはようございますっ!! すぐるちゃんです!!
(左)925SV ライモナイトin???? PT(石の大きさ 24*15*8mm) 14,000円+税
925SV ライモナイトin???? PT(石の大きさ 24*15*8mm) 14,000円+税
925SV ライモナイトinクォーツ PT(石の大きさ 24*15*8mm) 14,000円+税
シンチュウ スティブナイトinクォーツ(中国産) PT(石の大きさ 25*16*10mm) 11,000円+税
925SV レピドクロサイトin???? PT(石の大きさ 13*12*5mm) 15,000円+税 オンラインショップにて販売中!!
一気に疑念が高まった、この個体。 でもこんなにも透明で他の鉱物を内包する石がはて存在するのでしょうか。 注目すべきは、、、内包されたレピドクロサイトの形。
たっ、たしかにウロコのような、楔形のような、水晶に閉じ込められた時の形のそれではなく、どちらかというと、細かくスパンコールの様に内包されています。
スパンコール。。。スパングル。。。。。スパングルサンストーン!?
925SV レピドクロサイトinフェルドスパー PT(石の大きさ 13*12*5mm) 15,000円+税 オンラインショップにて販売中!!
そうでございます。この個体。いわゆる『サンストーン』。 すなわち長石(フェルドスパー)にレピドクロサイトが内包されたペンダントトップなのです。
以前サンストーンの記事で、長石部分が異常なまで透明だと、エレスチャルクォーツとの見分けがほとんどつかなくなるよ、と申したことがあったかと思います。 まさにそれを具現化してしまった個体。
また通常サンストーンでは、レピドクロサイトがぎっしりと内包されて長石自体もオレンジ色なのだという脳内補完がされてしまいますが、実はサンストーンにおいて長石自体の色というのはほぼ無色。 レピドクロサイトが多く入り込まず、透き通って見えるこの個体が長石が本来透明なものであることを物語ってくれていますね~!!
長石の種類はオリゴクレース(灰曹長石)であると考えられます。
また、通常のサンストーンの密集度具合を考えると、大きく逸脱しているので この個体「サンストーン」と名乗れません。 それゆえに『レピドクロサイトinフェルドスパー』。 この名前が冠せられるビーズ・ペンダントはほとんど存在しないのではないでしょう。そうした意味でも非常にレアなペンダントトップです。
長石の本来の透明度を窺い知る標本としても是非持っておきたい個体です。
(左)925SV ライモナイトinクォーツ PT(石の大きさ 24*15*8mm) 14,000円+税
(左)925SV ライモナイトinクォーツ PT(石の大きさ 24*15*8mm) 14,000円+税
先日紹介したパイロクシンinクォーツのビーズの中に何やら黄色い結晶が入り込んだ個体があるっ!と言っていたのを覚えていますでしょうか。
原石などを販売しておりますオンラインショップはこちら
さて、本日は昨日唐突に予告しておりました、
『inクォーツ』に見えるペンダントトップの特定をしていきますっ!!
それと最後に、鑑別に出していたあのビーズの内包物も特定ができたので
それも紹介できればと思っておりますっ☆
という事で昨日の記事で申しましたように、
(真ん中)シンチュウ スティブナイトin????(中国産) PT(石の大きさ 25*16*10mm) 11,000円+税
(右)925SV レピドクロサイトin???? PT(石の大きさ 13*12*5mm) 15,000円+税
この3つのペンダントの中で、1つ『inクォーツ』と名乗ってはいけない、すなわち水晶に内包されたものでないペンダントトップがあります。
しかしながらみんな透き通っていて、正直見ただけではほとんど判別がつきません。
1人1人、探ってみることにしましょうか。。。!
まずは左側、『ライモナイトin????』から。
クラックの中に鉄分の成分が浸透することで、セロハン状の内包物を示すライモナイト(褐鉄鉱)。実はペンダントという形ではなかなか出回っていないものなので、少し怪しい。。。
またライモナイト自体が比較的産地に恵まれた鉱物なので、他の鉱物に入り込む可能性もありますが、、、
この個体は問題なく水晶に内包された『ライモナイトinクォーツ』。
疑念が晴れました。
ちなみにライモナイトinクォーツはクラックに浸透して内包されたものである為、
写真左側の様に、クラックが虹に見える事も珍しくありません。
燃えるような色合いはまさに太陽のようですね!!
では誰がinクォーツでないのか。
次に白羽の矢が立ったのは、スティブナイトin????。
シンチュウ スティブナイトin????(中国産) PT(石の大きさ 25*16*10mm) 11,000円+税
内包されて刀剣の様に見える、硬度の低いスティブナイトですが、
もともと採れる箇所がライモナイトに比べると限られてきます。
かつて1mを超す巨大な標本が日本で採れたことでも有名になりましたが
今は、主に中国がその一大産地。
透き通るこの個体は果たして水晶ではないのか。。。。?
問題ございません。スティブナイトinクォーツで大丈夫です。
ビーズ自体もかなりレアになりつつある、スティブナイトinクォーツ。
パイライトin同様に市場から少しづつ姿を消しているので、手に入れることができるうちに、お買い求めくださいねっ!!
という事は、残るは、、、右のレピドクロサイトin????!!
(真ん中)シンチュウ スティブナイトinクォーツ(中国産) PT(石の大きさ 25*16*10mm) 11,000円+税
(右)925SV レピドクロサイトinフェルドスパー PT(石の大きさ 13*12*5mm) 15,000円+税
いかがでしたでしょうか。昨日の時点でアイツはサンストーンだなと当てることができた方っ、もしいらっしゃったら貴方こそが天然石マスターです(笑)
後ろから見てみると、、、
(真ん中)シンチュウ スティブナイトinクォーツ(中国産) PT(石の大きさ 25*16*10mm) 11,000円+税
(右)925SV レピドクロサイトinフェルドスパー PT(石の大きさ 13*12*5mm) 15,000円+税
全く分かりませんね~!!
それほど似た石が存在するこの天然石業界。だからこそ、正しい知識をつけ、必要とあらば惜しみなく鑑別をかける事も肝要です。
他の疑念をかけられた個体も、販売しております。
とりわけライモナイトinクォーツのペンダントはそう入手できるものでは
ありませんのでお早めに~!!
あと別件でもうひとつ。
これの内包物が判明しましたが、先に謝らねばならぬことが。
この度こちらのビーズ、ただ分からないままにするよりも今後発見した時に確かな名前で皆様に紹介したく、破壊検査(割って内包物を確認する事)をさせて頂きました。
ゆえにこの個体は、あなたがこの記事を呼んでいる時には既に粉々になっております。。。。石との出会いは一期一会。ゆえに皆様が持っている個体も大切にしてほしい訳ですが、見る機会、分母が多くなっていけば必ず再び巡り合えると信じています。だからこそ今回は真相を突き止める事に専念したのです。
ただ、破壊してまで突き止めた甲斐はありました!!
内包された黄色い鉱物は『スファレライト』。
スファレライトは和名を『閃亜鉛鉱』と呼び、亜鉛と硫黄がその成分の鉱物。
かつて亜鉛を採取するために使用されてきた経緯があります。
通常パイライトの原石にちょこんとくっついている事のあるこの石ですが、それがまさか水晶に内包されてしまうとは、、、
しかもスファレライトは『ガレーナinクォーツ(方鉛鉱入り水晶)』に代表されるように黒っぽい見た目をしていることが非常に多いです、稀に鉄分の量が少ないと褐色から黄色を示します。宝石質のものはクレオフェーンと呼ばれるスファレライトですが、その宝石質に匹敵する個体があのビーズには入っていたのです。。。レア中のレアという訳だったのですね、、、ぐぬぬやはり破壊検査は間違っていたか、、、
しかもそれがパイロクシンと一緒に入っていたとなると、、、。
負け惜しみの様に思いを吐露するしか今はありません。
ただ必ずや皆様に提供できる日が来ると信じています。都度都度探してみますので、
また見つかったらその時は、紹介させてくださいね☆
ざらっ、とした終わり方になりましたが、よ~く観察すると面白いぐらいに違う鉱物が内包されている個体がでてきます。
それを見つけた時は、ぜひ何だろうか、、、と疑問をもってみてください。
では本日ここまで~!!
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by stonebuyer
| 2018-03-11 09:00
| 入荷情報 (ビーズ・ブレス)