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バイカラーフローライトのビーズ

おはようございます。サルオです。

「バイヤー三銃士と四葉のクローバー」ブログにて既に発表されておりますが、
7月14(土),15(日),16(月)広島ミネラルマルシェにて新作の出雲型勾玉「バイカラーフローライト」が先行販売されます。
お近くの方は是非いらして頂けると喜びます。

個人的に最近のフローライトといえば6月上旬頃、各店舗に発送したモロッコ産の鉱物が思い出に残っております。
それは、「パイライトwithクォーツonフローライト」、「カルサイトwithパイライト」、
「パイライトonフローライト」、「フローライトwithクォーツwithカルサイト」などなど
約350個の原石を合計21種類の名前に振り分けたことです。
これは想像以上に大変な作業でした。

その振り分けの時に大活躍したのが「サンポール」です。
サンポールとは、ご存知の方もいらっしゃると思いますがトイレ用の洗剤です。

サンポールで何が分かるのかといいますと、炭酸鉱物かどうかが分かります。
少し難しくなるので詳しい話は一番最後に記載しますので、興味のある方はご覧下さい。

ここで言う炭酸鉱物はカルサイトです。
オンラインショップに「パイライトwithクォーツonフローライト」の原石が1点だけ残っていたので、この画像を元に説明させていただきます。
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★パイライトwithクォーツonフローライト(モロッコ)4番★ 1,200円+税

上の写真の赤○で囲っているところの鉱物が「カルサイト」です。
(商品名を見て気づかれた方正解です。商品名に「カルサイト」が入っていないのでこれは僕の見落としです。正確には「カルサイトwithパイライトwithクォーツonフローライト」になりますね。)

このカルサイトの綺麗な結晶になっていないところを少しはがし取ります。取っても全く目立たないところで、大きさは1mmくらいのものです。
写真の真ん中くらいにある白い粒がそれです。
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そこに、サンポールを1滴かけます。
すると、、、
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すごい勢いで泡が出て溶けてしまいます。
この「すごい勢いで泡が出て」というところが重要で、これがカルサイト特有の発泡です。

もう一ついうと、モロッコ産のフローライトは紫外線で蛍光しますので、それも一つの判断基準となっております。
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★パイライトwithクォーツonフローライト(モロッコ)4番★ 1,200円+税

350個全てにサンポールをかけるわけではなく、似たような形状と色味から大体分かりますので、実際に調べるのは5個くらいです。
それを記憶してひたすら350個を振り分けました。
要した時間は、、、ほぼ半日がかりでした。。。

前置きが長くなりましたがバイカラーフローライトを紹介させて頂きます。
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★バイカラーフローライト10ミリ(アメリカ産)500円+税★

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★バイカラーフローライト10ミリ(アメリカ産)500円+税★

全てのビーズにおいてグリーンとパープルのコントラストが綺麗にはいっております。
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★バイカラーフローライト10ミリ(アメリカ産)500円+税★

続きまして8ミリビーズのご紹介です。
ビーズが小さくなるとどうしてもバイカラーになるのは難しいのですが、どうでしょうか。
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★バイカラーフローライト8ミリ(アメリカ産)250円+税★


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★バイカラーフローライト8ミリ(アメリカ産)250円+税★

こちらも全てのビーズが綺麗なコントラストとなっております。

最後はブレスレットのご紹介です。
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★バイカラーフローライト8ミリブレス(アメリカ産)5,500円+税★

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★バイカラーフローライト8ミリブレス(アメリカ産)5,500円+税★

ブレスレットの方は若干パープル多めです。
しかし、フローライト特有の層状の模様が綺麗ですね。


最後になりましたが、少し難しいかも知れませんので興味がある方はご覧頂けると喜びます。
まず、なぜカルサイトにサンポールをかけると泡が出るのか。
それはカルサイトが炭酸という弱酸塩であるためです。
そのため、強酸と反応して容易に溶けてしまいます。
ここでいう強酸とはサンポールに含まれる塩酸のことです。
(サンポールのように塩酸を含む洗剤には溶けますが、中性洗剤ではカルサイトは溶けません)

CaCO3(カルサイト) + 2HCl(塩酸) → CaCl2 + H2O(水)+CO2↑(二酸化炭素)

つまり、泡の原因は二酸化炭素です。
危険な気体が出ているわけではないのでご安心下さい。

また、勢いよく泡が出る要因について説明します。

代表的な炭酸鉱物
ロードクロサイト 成分:MnCO3
ドロマイト 成分:CaMg(CO3)2
マアグネサイト 成分:Mg(CO3)

上記に比べると圧倒的にカルサイトの反応性は高く、泡の吹き出す勢いが違います。
理由は高校生の頃に勉強したイオン化傾向(端折ります)

Li > K > Ca > Na > Mg > Mn > Fe > Ag > Au

左に行くほど単体では存在できずイオンになりやすい。
つまり、反応性が高いことを意味します。
Caはアルカリ土類金属元素で反応性が高いため勢いよく泡を出して溶けてしまうわけです。
逆にAU(金)は反応性が低くく、安定しているため変色しにくい素材となるわけです。

カルサイトと同じ成分の宝石としてパール(マザーオブパール)があります。
これらは水による浄化がNGと一般的にいわれています。
海(淡水も含め)の中にいるのに水に弱いって不思議だな?と思われている方もおられると思いますが、理由は水道水に含まれる塩素(Cl)によって表面が溶けてしまうためです。

本日もご覧頂きありがとうございました。

by stonebuyer | 2018-07-04 09:00 | 入荷情報 (ビーズ・ブレス)