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スモーキークォーツとシトリンの関係について考える

おはようございます。
サルオです。

昨日流行語大賞が発表されましたね。
「だよなー」でしたっけ。
流行語大賞が発表されると1年が終わりを迎えようとしている気分になってしまいます。

今年は皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。
個人的には非常に色々あって非常に長い一年だったように思います。
この流行語も今年のような気がしない、ずいぶん昔のことのように思えてしまいます。

そういえば、今年の1月は人生で初めてインフルエンザなりましたよ。
思っていたよりも辛くなくて、たまたま病院に行って分かったことですが、この程度なら今までも経験したことがあるレベルでした。
なので、今まではインフルになっても会社に来ていたのかも知れません。
そして、もしからした僕がウィルスを撒き散らしていたのかも知れないと思うとみんなに申し訳ないです。

インフルシーズンに入っていきますので、皆様も体調が悪いな?と思ったらしっかり病院にいきましょう。

ということでここからが本題です。

本日はスモーキーシトリンのブレスレットを紹介させて頂きます。

最近この名前の石を時々耳にするようになりましたね。
スモーキーカラーのシトリンなのか、シトリンのようなスモーキークォーツなのか。。。

ちょっとお品物を見ていきましょう。
スモーキークォーツとシトリンの関係について考える_d0303974_17095259.jpg
★スモーキーシトリン カット10ミリミリブレスレット 10,368円(税込)★

完全なスモーキークォーツ色ではなくて、ほんのりブランデーカラーをしていますよね。
「天然シトリン」と呼ばれているものよりは、スモーキークォーツに近い色味たと思います。
その色の違いが「天然シトリン」とは呼べない違いなのでしょう。

それでは、スモーキークォーツとシトリンの違いを確認していきましょう。

・スモーキークォーツ
成分:SiO2
発色原因:微量に含まれるアルミニウム(Al)

・シトリン
成分:SiO2
発色原因:微量に含まれる鉄(Fe)による、アメジストの加熱処理。
天然シトリンと呼ばれるものは、アメトリンのように鉄が影響しているものと、スモーキー色がかっているシトリンはAlが影響しているものがあります。
Alが影響しているものは天然の状態化で加熱されることにより、黄色がかった色味に変化します。

ちなみに、スモーキークォーツを人為的に加熱処理を加えると、レモンクォーツと呼ばれる鮮やかな黄色に変化します。
このレモンクォーツという名称ですが、実は僕が持っている鉱物(宝石)の本には記載されていません。
そして、スモーキークォーツを加熱処理して黄色くしたものを「バーント・スモーキークォーツと呼ぶ」と書かれているので、レモンクォーツは通称名になっているようです。

これは僕の推測でもありますが、このバーント・スモーキークォーツと呼ばれるものは正式には「シトリン」であって、アメジストを加熱処理して黄色くした鉄発色のシトリンと区別するために「レモンクォーツ」という通称名が出来たのではないかと思われます。

そう考えると「スモーキーシトリン」という名称も納得出来ますね。

スモーキークォーツとシトリンの関係について考える_d0303974_17095863.jpg
★スモーキーシトリン カット10ミリミリブレスレット 10,368円(税込)★

このスモーキーシトリンは人為的な加熱処理をしていない天然色です。
なので、天然シトリンと呼べるほどの黄色味はないものの、少しの黄色みを持った天然スモーキークォーツが「スモーキーシトリン」となります。

スモーキークォーツほどの色の重さを感じない、鮮やかなこの色味もステキですね。

最後までご覧頂きありがとうございました。


by stonebuyer | 2018-12-04 09:00 | 入荷情報 (ビーズ・ブレス)

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