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ガレーナオンシデライト

こんばんは。
サルオです。

本日は本社にありました秘蔵っ子の原石たちをオンランショップに掲載しましたので、その中でガレーナオンシデライトを紹介させて頂きます。

・ガレーナオンシデライト(ルーマニア産)

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★ガレーナオンシデライト(ルーマニア産)約:5.5㎝×3㎝×1㎝ 3,672円(税込み)★

ガレーナオンシデライト、ガレーナとシデライトはそれぞれ別の鉱物です。
シデライトの上にガレーナが乗っているという意味ですが、この英語の前置詞(っていうんでしたっけ?)は個人的によくこんがらがってしまうのですよね。
この場合はガレーナonシデライト?シデライトonガレーナ?」

そういうときは○○inクォーツで考えると分かりやすいので、いつもそうしております。

例えば水晶の中にガレーナだと「ガレーナinクォーツ」になるから、シデライトの上にガレーナで「ガレーナonシデライト」だなという具合に。。。涙が出るくらい英語は苦手です。

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★ガレーナオンシデライト(ルーマニア産)約:5.5㎝×3㎝×1㎝ 3,672円(税込み)★

母岩にあたる黄褐色部分の鉱物がシデライト【和名:菱鉄鉱(りょうてっこう)】、いかにも金属チックな黒いものがガレーナ(方鉛鉱)です。

シデライトはロードクロサイトやマグネサイトと同じカルサイトグループの鉱物です。
ちなみに、カルサイトグループって、なぜそのくくりになるかご存知ですか?
カルサイトと類質異像の鉱物がカルサイトグループになるのですがイメージが沸きませんね。

と言うことで図にしてみました。(ベースは以前すぐるちゃんが作ったものにシデライトを加えてつくりました)

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全て炭酸鉱物(CO3)で六方晶系もしくは三方晶系の結晶構造をとります。
カルサイトでよく見かけるような、3方向に完全なへき開性をもち、菱面体の結晶構造を持つ特徴があります。

つまり、和名に共通してつく「菱」という文字は成分の炭酸のことを表しているわけではなく、結晶構造のことを表しており、これがカルサイトグループの証みたいなものなのです。
なのに、不思議なのが肝心のカルサイトの和名が「方解石」と「菱」が和名についていない謎さはありますね。

そして、カルサイト以外の和名は「菱」の後に成分がくるようになっています。

ガレーナについて。
和名は方鉛鉱(ほうえんこう)、成分:PbS
和名からも鉛(なまり)の鉱物であることが分かります。

そして、気になるのが「方」という漢字
方解石(カルサイト)にも「方」が付いているということはカルサイトとの共通点があるんですかね。

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★ガレーナオンシデライト(ルーマニア産)約:5.5㎝×3㎝×1㎝ 3,672円(税込み)★

他にも「方」という漢字が頭につく鉱物は「方ソーダ石(ソーダライト)」比較的マイナーな鉱物ですが、方沸石(アナルサイト)(シリカゲルの原料としては有名)、方マンガン鉱などがありますが、カルサイト以外に共通して言えることは結晶形が等軸晶系であることですので、カルサイトは別のグループでたまたま「方」が付いていると考えたほうが良さそうですね。

方鉛鉱は精錬により金属を取り出した最初の鉱物であるといわれています。
驚くことにトルコで発見された鉛のビーズは紀元前6500年頃に作られていたそうです。

そして、この原石は小さいながらも'ずしり'とした重みを感じることが出来ますよ。

最後までご覧頂きありがとうございました。


by stonebuyer | 2019-07-03 20:00 | 入荷情報 (原石)