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(新作勾玉!) ムーンライトアメジスト 出雲型勾玉(妖艶な藤色!?)

こんばんはっ!すぐるちゃんですっ!!

最近になってようやく残暑が落ち着いてきたと思ったら冬はラニャーニャ現象で極寒になるなんて情報が飛び交っていたりして
えっ、秋はどうなってしまうの⁉と心配になってしまいます。

皆様の読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋…などなどがどうかどうか安寧に保たれますように。栗ご飯を食べる季節が奪われるなんてそんな事があってはなりません☆

そんな秋色の勾玉を今回はご案内いたします。


(新作勾玉!) ムーンライトアメジスト 出雲型勾玉(妖艶な藤色!?)_d0303974_09292715.jpg
★ムーンライトアメジスト 勾玉 各種★

そうムーンライトアメジスト!!
アメジストに特殊な処理をして乳白色になったもので、
スコロライトなんて名前で流通しています。

この石はかつてから勾玉にしたい欲求が高い石でした。
というのもこの石の色は、他の石以上に「唯一無二の色合い」だからです。

どんなに珍しい色合いでも大抵は似た色合いというのが存在します。
例えばブルーグリーントルマリン。トルマリンにとってこの色合いは大変希少ですが、
意外にグランディディエライトやアパタイトのカラーリングにも似てきます。もちろん鉱物それぞれの晶癖(結晶の仕方や構造の特徴など)に違いはあっても、色という観点だけを見ると必ず被る色というのは存在してくるのですね。

ではこのムーンライトアメジストはどうかというと柔らかい紫という部分までは共通する石はあるのですが(天然のカルセドニーなど)、そこに乳白色が入ってくるというのはよほど共通する色合いがないんです。

この色合いはもちろん処理をして引き出されている色ですが、
この色が生まれることでいろんなアクセサリーへと幅が広がっていきます。
だからこそムーンライトアメジストは勾玉にしたい石だったのですね。

その勾玉の元となる原石はこんな感じ。

(新作勾玉!) ムーンライトアメジスト 出雲型勾玉(妖艶な藤色!?)_d0303974_09440755.jpg


これを海外のマーケットで見つけた時は「やりましたぞ!」となったものです。
原石の状態で見た人ってなかなかいないんじゃないかなと思います。
アメジストから処理をする時は原石の状態で行われますので、こんな風に
かち割ったようなラフストーンのような状態で出回っています。

そしてこの原石たちの小さい事小さい事。。。それが何故かを説明するには
何かと「特殊な処理」と濁されてしまうこの石の処理の話をしなくてはなりません。
ムーンライトアメジストによく出てくる特殊な処理は主に2種行われていると考えられていて、
「加熱処理」と「照射処理」だといわれています。

アメジストの加熱処理と聞くと「シトリン」を思い出す方も多いのではないでしょうか。
アメジストを500-600℃程度で加熱すると黄色く変化しシトリンになります。
それを超えた高温に晒されるとアメジストはミルキークォーツのような無色の乳白色になってしまうそうです。一度その状態までアメジストをもっていく。

そこに照射処理が出てきます。ガンマ線を照射して、高い温度で抜けてしまった紫を引きだしているようです。もちろんこれも恐らくこうであろうという話なので右から左に抜ける程度で聞いてもらいたいのですが、この割れたような原石を見ると加熱処理に関してはほぼ間違いないかと思います。

(新作勾玉!) ムーンライトアメジスト 出雲型勾玉(妖艶な藤色!?)_d0303974_10135811.jpg
★ムーンライトアメジスト 勾玉 各種★


アメジストには目に見えないほどの水分子がところどころインクルージョンしています。
それゆえに高温に晒されるとそれが一気に気体になって膨張し割れてしまうのです。だからこそ大きな原石で処理を開始しても写真のような大きさまで小さくなってしまう。だからこそそこからできた勾玉は大変に貴重です。

ぜひ上記の点も踏まえてご検討をいただけると嬉しく思います。


という事でネット紹介分の勾玉をご案内していきたいと思います。
店舗では明日朝からの展開開始!緊急事態宣言は解除されましたが、無理なく空いた時間を狙ってお越しくださいませ。各店の混みあいやすい時間帯にも差がありますので、事前に電話などで混雑状況を確認いただくのも良いかもしれません。

▼現在の営業再開状況は下記のリンクから御確認くださいませ▼
現在の営業再開店舗について


今回ムーンライトアメジストらしさという観点から、乳白色のにごりがきちんとあるものをHC、透け感が強くアメジスト本来の色合いが垣間見えるものは通常グレードとしています。
ただこれはバイヤーがこの石らしさという部分だけで分けているだけですので、お好きな方を検討いただけるのが本望です。
是非通常グレードも検討をしてみてくださいませ。

まずは30ミリから。

(新作勾玉!) ムーンライトアメジスト 出雲型勾玉(妖艶な藤色!?)_d0303974_13551192.jpg

★ムーンライトアメジスト勾玉HC 30ミリ① 34,000円+税★

少しムラがあるところもまた愛でてあげてほしいところです。

元々アメジストは色ムラがある石として知られています。
均質に近い品質を示すのはウルグアイとかブラジル・バイーアなどの
限られた産地のもの。

そうした石に処理を施してしまうのはもったいないですから、
通常こうして濃淡がある原石が採用されます。そのムラがまるで
煙を巻く夢世界のようでそれもそれで神秘的なのですよね~!



続いて20ミリ。
(新作勾玉!) ムーンライトアメジスト 出雲型勾玉(妖艶な藤色!?)_d0303974_13552782.jpg

★ムーンライトアメジスト勾玉HC 20ミリ① 12,000円+税★

透明度の高い個体もまた魅力的ですね~!
ムーンライトアメジストは価格が大きくなればなるほど
飛躍的に高騰をしていく石ですのでこのサイズ以上は存在がすでに奇跡です。

金属アレルギーがない人は、ピンクゴールドのロンデル金具を入れるのもとてもオススメです。
キュートなブレス選手権でも開催したいくらい、この勾玉の活かし方には興味があるのです☆



続いて16ミリ。
(新作勾玉!) ムーンライトアメジスト 出雲型勾玉(妖艶な藤色!?)_d0303974_13554433.jpg
★ムーンライトアメジスト勾玉HC 16ミリ① 5,800円+税★

冒頭で秋色の勾玉とこの勾玉の事を申したわけですが、
紫ってなぜ秋というイメージが強いのでしょうか。

他の秋色というと臙脂色や黄土色っぽい色など
紅葉から連想するようなイメージですが、紫は出自がはっきり
しませんね。あるとしたらサツマイモ?だとするとどちらというと11月くらいの晩秋の
印象なのでしょうか。。。

安易に使えどその所以は分からず、
学のなさを露呈してしまったすぐるなのでした。。。



ラスト10ミリ。
(新作勾玉!) ムーンライトアメジスト 出雲型勾玉(妖艶な藤色!?)_d0303974_13560117.jpg

★ムーンライトアメジスト勾玉HC 10ミリ① 3,400円+税★

虹も見えて素敵な10ミリです。
10ミリになると色はやわらぎがちですが、
この勾玉は割とはっきりと色を確認する事ができます。
小さいサイズは個数も比較的潤沢なので、是非多くの中から検討をしてみてくださいませ~!


いかがでしたでしょうか。
思わず心ときめいてしまう藤色のような勾玉。
お着物等にも相性が良いかもしれません。
大きいサイズは限られた個数しかありませんのでお早めにご検討くださいませ☆

では本日ここまで~!





by stonebuyer | 2020-09-24 20:00 | 入荷情報 (ビーズ・ブレス)

当社スタッフが天然石や勾玉、ちょっとした日常をお届けします。


by menoya_writer