(新作勾玉！)モスアゲート 出雲型勾玉(苔を愛でるのは日本だけ⁉)
2020年 10月 29日
こんばんはっ！すぐるちゃんです！
秋深まりいよいよ朝は動かないと寒い時期にさしかかってきましたね。
前にサルオさんも言っていましたが、
この時期にさしかかると気がかりになり始めるのが
スタッドレスタイヤの履き替え時期です。
早い時期に換えてしまうと混みはしないものの、タイヤの摩耗は早くなってしまう。
他方ギリギリを狙いにいくと履き替えが混みあう、予約が取れない。もたつく間に雪が降ってしまう等
もうこれは永遠の心理戦なのです。さて今年もやって参りましたといったところでしょうか。
今年はラニーニャ現象ですこぶる寒いと聞いていますのでここ島根は12月は一発ありそうな気がしています。
日本海側の本気を出されるのは怖いので、今年度の心理戦は11月20くらいに満を持して予約という形で
鞘を収めようと思います。うまくいきますように☆
という事で新しい石種の勾玉が出来上がりました。
めのう細工にこだわってきためのやが自信をもってご案内したい勾玉です。
★モスアゲート 出雲型勾玉 各種(ブラジル産)★
そう！モスアゲート。
和名は苔瑪瑙といい、その名のとおりまるで日本の原風景を閉じ込めたような勾玉です！
もちろん産地はブラジル産のものになります。しかしながらこの石は日本人の為にある石だと勝手に
思っているわけです。それはなぜか、、、
実は苔というものを愛でる文化は世界的にみてもほぼ日本にしかない文化だからです。
実はフランスなど欧米諸国では苔は「庭整備における邪魔者」として扱われています。
勝手に生えてきてしまう雑草のような感覚なのでしょうか。
対して日本はどうかというと、盆栽や庭石などが苔生していた方が
風情があってよいと感じる方も少なくありません。
国歌にも苔の生すまで、、、という節がありますね。
この差はまず日本が抜群に苔が発生しやすい「湿潤な環境」にある事が関係していると考えられます。
ある程度日常に当たり前にある存在であり、それがむしろ愛着の対象になる。
海外では絶対数が少ないですから、発生した場合忌み嫌ってしまうのでしょうか。。。
だからこそそんな苔を閉じ込めたようなこの石は日本人が好み大切にしてきた色合いをあらわしているような
気がしています。とても身に着けやすい深い色ですのでぜひ検討をしてみてくださいませ。
★モスアゲート 出雲型勾玉 各種(ブラジル産)★
一見すると透け感をあまり持たないめのうなのかな、、、と思われがちですが、
まったくそんな事はありません。勾玉を透かすと透明な部分が如実に出てきます。
そして緑の部分がまさにコケのように繊維状に内包されているのが分かりますか。このインクルージョンの仕方は
めのうだからこそのものだと考えています。
めのうは潜晶質だという話を以前した事があります。
潜晶質とは「1つ1つの結晶がミクロンサイズに小さく基本的に目で見えない、それらが集合している状態」を指します。
反対に水晶のように1つの結晶がはっきりと大きく、1つだけでも水晶だと分かる。そうした結晶が顕在しているものを顕晶質といいます。
モスアゲートの内包物は、緑色のガーデンクォーツに入っているクローライトと同じ。
鉱物名で呼ぶならば「クローライトinアゲート」という名前になるわけです。
ただそれが水晶に入る場合は、入り方に少し制約があるイメージがすぐるの中にはあります。
水晶の成長が止まっている時に表面で成長して取り込まれる。それで縞状になったりする訳ですね。
ただめのうは小さい結晶の集合体ですから、結晶と結晶にたくさんの隙間があります。
後からでもクローライトの成分は入っていきやすく、実にさまざまな表情を魅せてくれます。
多くの個体がお披露目となりますので、ぜひ多くの中から検討をいただけますと幸いです。
という事でネット紹介分の勾玉をご案内していきたいと思います。
店舗では明日朝からの展開開始！緊急事態宣言は解除されましたが、無理なく空いた時間を狙ってお越しくださいませ。各店の混みあいやすい時間帯にも差がありますので、事前に電話などで混雑状況を確認いただくのも良いかもしれません。
▼現在の営業再開状況は下記のリンクから御確認くださいませ▼
現在の営業再開店舗について
現在の営業再開店舗について
という事で30ミリサイズから。
★モスアゲート 勾玉30ミリ①(ブラジル産) 13,000円+税★
一見すると深い色なので個体差が無いように感じるかもしれませんが、
こうして立てて撮影をしたり光に透かしたりすると、多彩なインクルージョンの耽美を垣間見る事ができます。
よくみるとちりめんのように、藻状のインクルージョンが繋がっている事が分かります。
これはやっぱり瑪瑙に入るからこその表情。選ばれるべくして瑪瑙という依り代を選んだのでしょうか。
人のいない森に入り込んだ時のように、見ているだけで雑多な感情がなくなり、心が楽になりそうな雰囲気さえします。
あんまり深い色だから、見ているだけで視力が上がりそうですね(笑)
続いて20ミリ！
★モスアゲート 勾玉20ミリ①(ブラジル産) 4,800円+税★
半透明なめのうが霧がかった深い森を連想させてくれます。
こうした何というか景色を想起させるような表情を示すめのうを「ランドスケープアゲート」と表現したりします。
本来このランドスケープアゲートはデンドリティックアゲートなどにみられるものなのですが、
モスアゲートも十分にこの名前を冠するにふさわしい場合があります。
この個体はまさにランドスケープアゲートですね！
深い森の静寂をちょっぴり帰れるか不安になりながら進んでいくような感覚。
狼とかそういうのが出てこない事を願いたいところです。
続いて16ミリ！
★モスアゲート 勾玉16ミリ①(ブラジル産) 2,800円+税★
密にクローライトのインクルージョンが無いとこんな風に水草のような表情にも変わります。
16ミリサイズでもしっかり楽しめるからあざとい石ですよね～☆
店舗でも個数を潤沢に展開をしますので、ぜひ好きな個体を選んでみてくださいませ。
続いて10ミリ！
★モスアゲート 勾玉10ミリ①(ブラジル産) 1,500円+税★
ころんとした10ミリ。
こんな落ち着いた色合いを使用したピアスもさにげなくて魅力的ですね。
10ミリは明るい色になりがちなのでこうした繊維質なインクルージョンを楽しめる個体が多いです。
ぜひ様々なアクセサリーで活かしてみてくださいませ。
いかがでしたでしょうか。
めのうでこうして内包物を楽しめる種類って意外と少ないですから(桜めのうとか)、
inクォーツならぬinアゲートにもぜひハマってほしい。
ぜひ検討してみてくださいませ。
では本日ここまで～！！
by stonebuyer
| 2020-10-29 20:00
| 新作勾玉
