MOTTAINAI伊勢青石勾玉台付き 15cm
2020年 10月 12日
こんばんは。
サルオです。
本日は伊勢青石15cm勾玉のMOTTAINAIストーンを紹介させて頂きます。
まずは伊勢青石の説明をさせて頂きます。
蘇る幻の石「伊勢青石」ー伊勢・出雲ー 陽光紡ぐ神秘の縁
伊勢青石とは
今ではほとんど産出しないとされる、
大変希少な「伊勢青石」
古くから庭石や神社仏閣等の石材として
伊勢の人々に大切にされてきました。
伊勢参りの前に
禊を行って身を清めたとされている
「二見浦」にある夫婦岩も伊勢青石であり、
伊勢一帯に深く根付いた石であることが窺えます。
神秘的な縞模様と神聖な「御白石(おしらいし)」
「伊勢青石」には、二十年に一度、
遷宮の際に伊勢の神様に奉献される
神聖な「御白石」と同じ成分を
含んでいるものもあります。
深い青に流れる御白石は
神秘的な味わいがあり、
豊かな石の表情をご堪能頂ける
お品となっています。
伊勢青石に含まれる様々な鉱物
多彩な表情を持つ伊勢青石。
その伊勢青石を構成する、
様々な鉱物をご紹介します。
詳細につきましてはこちらの特集ページもご覧頂けますと喜びます。
「伊勢青石に含まれる様々な鉱物」にも書かれていますが、伊勢青石は多種の鉱物を含んでおります。
そのため、鉱物と鉱物の境目は硬度や質感が変わることによる研磨・加工の難しさが生じます。
それゆえに、どうしても研磨・加工の際に欠けが出来たり、鉱物の剥離による凹みが出来たりすることがあります。
しかし、欠けや凹みが出来たからといって、貴重な伊勢青石をこのままにしておくのは『もったいない』ということで、MOTTAINAIストーンとして紹介させて頂きます。
★MOTTAINAI伊勢青石勾玉台付き 約15*10*7.5cm 70,000円→49,000円+(税) 30%OFF★
全体を見ると緑・白・赤のコントラストがはっきりしたトリカラーになっているのが特徴的ですね。
細かく見ていくと、
穴に近い上部に行くほど緑色の濃い上質な伊勢青石になっており、中間部分はカルサイトや石英の混ざった白色、そして、勾玉の下部分は赤色のヘマタイトが伊勢青石に対して脈のように混ざってきております。
では反対側を見てみましょう。
こちらの面を見ると中心付近が黄緑色をしたエピドートと思われる層になっており、その両サイドは赤色のヘマタイトが入り込んだ輝石を多く含んでおります。
そして、ヘマタイトは全体的に入り込んでいるのはなく、脈のような模様をもって入り込んでいますので緑と赤のコントラストにも魅力を感じます。
全体的にはバイカラーになっているようにも見えますね。
それでは、「もったいない」部分のご紹介です。
もったいない箇所は上の写真の青〇で囲った部分です。
勾玉のちょうど背中側に当たる箇所です。
この写真では分かりずらいので拡大して見てみます。
この青〇ので囲った場所に欠けのように見える凹みがございます。
この凹みはおそらく表面についていた鉱物が剥がれたことによるものではないかと推測されます。
この付近を触ってみた質感からは輝石が剥がれたとれたようにも感じますし、もともとあったカルカサイト部分の大きなクラック(隙間)のようにも感じます。
いずれにしろ、この大きめな凹みが目立つためにMOTTAINAIストーンとさせて頂きました。
伊勢青石は多種の鉱物を含むものですので、どうしても研磨の際にこのような箇所が出てきてしまいます。
伊勢青石は希少なものゆえに廃棄するのは非常にもったいないように感じますので、ご理解頂けますと喜びます。
最後までご覧頂きありがとうございました。
by stonebuyer
| 2020-10-12 20:00
| 入荷情報 (原石)