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(新作勾玉!)リビアンガラス 出雲型勾玉 とお知らせ

こんばんはっ! すぐるちゃんですっ!
(最後に重要なお知らせがございます。長いですが最後まで確認をいただけますと幸いです)

いよいよシチューや鍋がおいしい季節が到来しました。
すぐるは代謝のリミットが限界突破しているからか、夏になると
汗が止まらなくなるというスキルをもっています。

その為冬が大好き!!着るものでコントロールできるから
枚数を減らせば済む話なのです。氷点下カモン!といった具合なわけですが、
近年は雪も降らなくなってじわじわと生息域を追い詰められています(笑)

以前友人に「地球温暖化が進んで日本から冬が無くなったら自分はどうすればよいだろうか...」と相談したところ、「ロシアに移住すればいいんだよ!」とアドバイスしてくれました。何年後か日本人を辞めていたらそういう事だと思ってくださいませ☆


という閑話休題はここまで。

モスアゲートから続いている毎週勾玉お披露目。
今週も特別な勾玉をご紹介します。
それがコチラ!!

(新作勾玉!)リビアンガラス 出雲型勾玉 とお知らせ_d0303974_09374974.jpg
★リビアンガラス 出雲型勾玉 (エジプト産)各種★

ついに!!これも勾玉になるのです!!

正直に申し上げます。
今リビアンガラスはモルダバイトと並ぶほどに価格が高騰しています。
理由は前にも触れたかもしれないのですが「中東の紛争」が大きく影響していると考えられます。

リビアンガラスはそもそも名前からして「リビア」で採れるテクタイトじゃないの?と思われがちですが、実際にはその隣の国である「エジプト」のリビア国境に近いところで採掘をされます。

これは別に驚く話ではなく、モルダバイトもドイツに落ちた隕石が地表の熱を溶かし、チェコに飛散したものなので、テクタイトは国をまたぐくらいの距離飛ばされる事が往々にして起こるという事です。一般的にリビアンガラスは砂漠に落ちているため砂に紛れるなどしてモルダバイトよりも発見が難しいとされています。加えてこのいつ撃たれるか分からない紛争状態です、数年前から新しいのは採掘されていないよ。。。と何度か聞いていましたが、ここに来て格段に取引価格が上昇してきました。

かつてはモルダバイトと比べてリビアンガラスは4分の1とかそのくらいの価格で手に入りました。今どうかというとモルダバイトとほとんどグラム単価は変わりません。モルダバイトはほぼ横ばいな印象なので単純に数年前の4倍近い価格の上昇っぷりです。もうほぼ断言してよいと思っていますが数年後は平気でリビアンガラスの方が高くなると思います。それほどに価値が高まっています。

だからこそ、今勾玉にする意味がある!
そう感じ去年の海外買付の際に血眼になって探していました。

(新作勾玉!)リビアンガラス 出雲型勾玉 とお知らせ_d0303974_18030257.jpg
★リビアンガラス 原石 (エジプト産)★

参考までに弊社の隕石フェアでお披露目しているリビアンガラスの原石写真を
持ってきてみましたよ♪

こんな風にリビアンガラスはモルダバイトのようにどれも安定した質という訳ではなく、
ボコボコと穴が空いた白っぽい個体がほとんど。
でもそうしたタイプでもとても手を出せる金額ではなかったのです。

ちなみ↑の原石はこれでも20万近くしています。
それほどにこの石の高騰っぷりは異常なのです。

そんな中、日頃パラサイトなどのPTを仕入れさせてもらっている海外メーカ―に原石が置いてあるのを見つけてしまったのですね(キラリ)古い在庫だったからか価格交渉の末、勾玉にできる価格!と判断して仕入れを行いました。
あまり数はできないと踏んでいましたが、職人が歩留まり良く研磨をして、今回はこの価格を実現しています。
(新作勾玉!)リビアンガラス 出雲型勾玉 とお知らせ_d0303974_09385718.jpg
★リビアンガラス 出雲型勾玉 (エジプト産)各種★

もちろんそれでも一級品のリビアンガラスだけが展開できるわけではありません。
色が濃く透け感が強いリビアンガラスは勾玉にするならば0を1つ増やすくらいの覚悟が必要です。
今回はリビアンガラスという今後手に入らなくなる石を多くの方にお披露目をしたく、
この品質を選びました。

内部に石英質の結晶「クリストバライト」が確認できるものや、しゅわしゅわとした炭酸のような見た目のものまで、
とても表情豊かなので、お好きな個体を探してみてくださいませ。

という事でネット紹介分の勾玉をご案内していきたいと思います。
店舗では明日朝からの展開開始!緊急事態宣言は解除されましたが、無理なく空いた時間を狙ってお越しくださいませ。各店の混みあいやすい時間帯にも差がありますので、事前に電話などで混雑状況を確認いただくのも良いかもしれません。

▼現在の営業再開状況は下記のリンクから御確認くださいませ▼
現在の営業再開店舗について


という事で30ミリから。
なお今回リビアンの透け感と色の濃さを鑑みて
グレード分けを行いました。それぞれのサイズにTOP HC 通常のグレードが
あります。ぜひその点も踏まえましてご検討いただけますと幸いです。

ブログでは記事の長さが黄河のようになっていますので
TOPのみ紹介をさせていただきます!

(新作勾玉!)リビアンガラス 出雲型勾玉 とお知らせ_d0303974_10432406.jpg
★リビアンガラス TOP 出雲型勾玉30ミリ(エジプト産)①120,000円+税★

しっかりと色が濃く、程よく透け感がありますね!
しかもそれが30ミリというから驚きです!(自分で言ってしまっています(笑))

先述したツタンカーメン王のスカラベ(フンコロガシ)の形をかたどったルースにも匹敵をするくらいの大きさと
重厚感。これを着けるだけで自分が特別な存在になれそうですよね~

テクタイトにはディンブル(熔解痕)といってふつふつと表面や内部に穴が空く事が多いのですが、
リビアンガラスは全体的にディンブルが少ない傾向にあります。
砂漠の砂に埋もれてゆっくりと固まったからでしょうか。。。研磨面がきれいに出てくるのですね。

実はリビアンガラスのこのなんともいえない蜂蜜カラーは、ガラスが飛散した先にあった砂漠の砂が大きく
起因していると考えられています。隕石の衝突により高温で飛ばされ、落ちた後も砂を溶かしながら取り込んで
いった。結果、この色になったという推測が一般的なようです。

砂漠のエッセンスを取り込んでしまうだなんて、、、遠い異国に思いを馳せてしまいそうです♪


続いて20ミリ~!!

(新作勾玉!)リビアンガラス 出雲型勾玉 とお知らせ_d0303974_10451275.jpg
★リビアンガラス TOP 出雲型勾玉20ミリ(エジプト産)①38,000円+税★


20ミリは30ミリに比べるとコンパクトに見えるので、
小さいと勘違いをしてしまいそうになるのですが、それでもやはり20ミリ丸玉を作製するだけの
原石と同等の量が必要になってきます。

着けやすいサイズだけれども、実はとってもおいしい部分も使用しているので、
見た目以上に貴重だという事を心にとどめてもらえると嬉しいです。

今年最初に販売をしたモルダバイトの勾玉を手に入れられた方は、是非結いの形にしてみてください。
2ヶ所の特別なインパクトガラスを同時に楽しめるのは世界が近くなった今だからこそ成せること。
ぜひお試しあれ。




続いて16ミリ~!!


(新作勾玉!)リビアンガラス 出雲型勾玉 とお知らせ_d0303974_10470798.jpg
★リビアンガラス TOP 出雲型勾玉16ミリ(エジプト産)①28,000円+税★

16ミリは一転クリストバライトの内包が特徴的な個体を①に持ってきましたよ。
石英やオパールと同様の成分が華開いた、クリスト払いと。
シャンパンの泡のようにしゅわしゅわとしています。

この表情は小さいサイズだからこそ、という部分があります。
大きいサイズではこの炭酸のような見た目はどうしても出来上がってきません。

だからこそTOPグレードとさせていただいております。
ぜひご検討あれ!





ラスト10ミリ!!

(新作勾玉!)リビアンガラス 出雲型勾玉 とお知らせ_d0303974_10491642.jpg
★リビアンガラス TOP 出雲型勾玉10ミリ(エジプト産)①12,000円+税★

10ミリサイズになっても炭酸のような見ためは健在。
なぜかクリストバライトが入った個体は透け感が他の個体よりも向上しているように見えています。

このタイプもロマンですし、均質で色合いが濃い勾玉も鉄板です。
10ミリは比較的個数がたくさんできましたので、ぜひ多くの中から検討くださいませ~!!


いかがでしたでしょうか。
ずっと勾玉にしたかった石の1つ、リビアンガラス。
資産としても家宝としても持っていただきたい勾玉です。
ぜひ数年後もっと価値が高まった時にはエジプト王のような特別感に
浸れるかも、、、今でも十分価値は高いですからね(笑)

ぜひご検討くださいませ。





最後に皆様にお伝えしなければならない事があります。

来週木曜の新作勾玉のお披露目をもって
私すぐるちゃんはこのブログを完全に引退する事になりました。

今まで十勝石から数えて60種近く。
新しい勾玉を出す事で少しでも「出雲型」という特別な勾玉を知ってもらえたらと、
その一心で進めてまいりました。

店舗のスタッフから「新しい勾玉を使ってアクセサリーを作っていただけました」と耳にする度に、
「やっぱりうちの勾玉には心をくすぐる何かがある!」と心が高鳴ったものです。

作成の原動力になったのはほかでもありません。
これまで多くの眼をかけていただいた皆様です。
皆様に救われて、ここまで様々な種類を出すことができました。
感謝してもしきれない思いです。

もちろんこの石があったら買うのにな、、、という石もっともっとあるかと思います。すぐるの力が遠く及ばず研磨ができなかった石たちもたくさんありましたが、
それに懲りることもなく(笑)、めのやはこれからも今までに作った事がない石での勾玉研磨を続けて参ります。一度断念した石も含めて。

これまでも。これからも。
めのやの提案するアクセサリーや勾玉を、贈り物やファッションの1つの選択肢としてご検討をいただけますと嬉しく思います!!



来週は私の集大成ともいえる勾玉をお披露目いたします。
最後だからこそ出したい、好きな石の勾玉。
そして後任バイヤーのご紹介をさせていただきます。
ぜひお楽しみに!!

では本日ここまで~!!


by stonebuyer | 2020-12-10 20:00 | 入荷情報 (ビーズ・ブレス)

当社スタッフが天然石や勾玉、ちょっとした日常をお届けします。


by menoya_writer