溢れ出るキラキラ感 ヴァナジナイトwithバライトの原石 モロッコ産
2020年 11月 08日
こんばんは。
サルオです。
先日人生2回目の胃の検査「バリウム」を飲んできました。
やっぱりあのドロっとした感じに抵抗があり一口目を大きくこぼしてしまい、顎に掛けていたマスクについてしまい一日中バリウムの匂いを嗅ぎ続けることになってしまいました。
でも、胃カメラ飲むよりは100倍マシですけどね。
ということで、せっかくバリウムを飲んだので、
それに関係するヴァナジナイトwithバライトの原石を今日は紹介させて頂きます。
どこに関係性があるか分かりますか?
それは「バライト」です。
去年も書いたかもしれませんが、胃の検査で飲むバリウムと鉱物のバライトは同じ成分なのです。
意外ですよね?
バライトは水に溶けないのでバリウムはどういうふうにして飲めるようにしているのかは分かりませんけどね。
そしてこの原石の中でバリウムがどこかというと下の写真の中の白色っぽいところです。
ちなみにバライトの和名は重晶石(じゅうしょうせき)と言います。
確かにバライトは比重が大きいので持った時に『ずしり』と重さを感じます。
今回の胃の検査はあえてそのバリウムの重みを意識して感じよう思っていましたが、直前の緊張で忘れてしまいました。
やっぱりバリウムを飲むときは勇気が要りますもんね。
ところで
今回のブログはバリウム繋がりでバライトの話をしましたが、この原石の主役は間違いなくヴァナジナイトです。
英語をカタカナで書くと色々ありますが、バナジナイトともバナディナイトともヴァナディナイトとも言いますが全て同じ鉱物ですよ。
そしてこの鉱物の特徴は結晶の形状と光沢にあります。
光沢は樹脂光沢からダイヤモンド光沢に分類されるため強く輝いて見えるのです。
そして結晶形は薄い六角形をしています。
その細かい結晶の結晶面が輝いているため普通の蛍光灯の下でもとってもキラキラ輝いて見えるのです。
ヴァナジナイトが赤色をしているのも魅力的なんですよね。
赤色をしたビーズは少ないので、ビーズになるといいなぁと思いますが、ヴァナジナイトの硬度は3~4と低く、さらに大きな結晶が少ないのでアクセサリーになることがないのが残念ですよね。
なのでこの原石は標本として楽しむのが1番ですね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
by stonebuyer
| 2020-11-08 20:00
| 入荷情報 (原石)