おはようございます!MORiKO★です!
今日は珍しい原石を紹介します♪
先日パキスタン人のお兄さんと取引をしていたのですが、ひとつだけ変わった石を持っているのに気が付きました。
スフェーンの原石です。
★スフェーン原石(パキスタン産) 47,250円★
スフェーンってあまり聞きなれない石ですよね。
スフェーンはチタンを含む鉱物で、鉱物名はチタナイトと言います。
そのチタナイトの中でも美しく、宝石に使われるようなものをスフェーンと呼びます。
和名はくさび石。結晶の形がくさびに似ていることからついた名前のようです。
確かにくさびのような形をしていますね♪
★スフェーン原石(パキスタン産) 47,250円★
そしてこのスフェーンの特徴はダイアモンドよりも「光の分散率」が大きいこと。
ダイアモンドよりも虹色に光ると言われています!
おお~!
でも分かったような分からないような・・・
という訳でなんで虹色に光るかMORiKO★なりに考えてみました。
まずは光の屈折です。(●年前に中学で勉強したあれです。笑)
光は水やガラスを通るときに進む角度が変わります。
この現象を屈折といいます。

そしてこのスフェーンはなんと光の色によってその屈折する角度が違います!!!
まずは光の色について説明させてください。
私達の見ている白い光は「白」という色の光ではなくて、実は赤・橙・黄・緑・青・紺・紫の光が全て集まって白に見えているんです。
下の図のように白い光がやってきてスフェーンを通ると、本来なら上の図のように同じ位置にこないといけない光が色ごとに分かれてしまいます。(分かりやすくするためにおおげさに表現しています)
それで虹色に見えるんです!!!
すご~い!!!

もちろん水晶やダイアモンドもこのような現象が起こります。
水晶のスターカットビーズなんか、とてもきれいですよね!
しかしスフェーンはもっとすごいようですよ♪
研磨・カットをしない原石の状態ではこれを見ることが難しいですが、一度見てみたいなぁ♪
ちなみにカメラのレンズでこのような現象が起こってしまったら困りますよね!
この光の分散率が低く、高性能のカメラレンズに使われるのが・・・
なんとフローライトなんです!!!
わたしたちの生活は思った以上に鉱物と深いつながりがあるんですね~
こちらの原石の山地はパキスタン、ギルギット・バルティスタン州、ギルギット、ギルギット渓谷。
現在
亀戸店で1点のみお取り扱い中です!
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