おはようございますっ!MORiKO★です!!!
今日はアンデシンのタンブルカットビーズをご紹介いたしますっ!!!
チベットで採れるアンデシンは赤~緑色の2色性をもつと~っても不思議な石なんですよ~。
★アンデシンHCタンブルカットビーズ(チベット産) 2,200円+税/粒★
その色の原因は不純物で含まれる銅によるものだそうです。
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ところで、アンデシンというとこの様な赤い石の事だと思っている方が多いのではないでしょうか???
実はアンデシンという名前はその成分に対して与えられている鉱物名。
アンデシンという鉱物の中でも、チベットで採れる特別なアンデシンは赤い。普通はこんな色をしていない。
そういう事なんですね~。
ラブラドライトもその成分に対して与えられている鉱物名。
普通のラブラドライトは全然綺麗ではありませんが、マダガスカルやフィンランドの特別なラブラドライトは虹色に光る。
そういう事なんですね~。
続けます。
ここから先はかなり難しい内容なので、気になる方だけ読んでください♪
やっかいな事にアンデシン、ラブラドライトは別種ですが、厳密に別種とも言えない関係です。
その関係を例え話で説明させていただきますっ♪
AとBの二種類の鉱物があったとして、それぞれが混ざり合う関係にあるとします。
そうすると中間の成分のものはAよりのものがあったり、Bよりのものがあったり様々です。
それでは困るので、細かく分けられるように間に4つの段階を入れてみました。
A→○→○→○→○→B
全部で6つになりましたね~
これをアンデシン、ラブラドライトにはめてみます。
アルバイト→オリゴクレース→アンデシン→ラブラドライト→バイトウナイト→アノーサイト
このグループは上記の通り、成分によってとりあえず分けているだけなので、目の前にある石の成分を分析したら○○に当てはまります。
という事だけなのですね~。
これが最初に10分割しておきましょう、とか、2分割にしておきますか~なんて分け方が違っていれば、アンデシンもラブラドライトも同じもの。となったはずです。
ここを厳密に分ける意味がないというのはお分かりいただけたと思います。
昔、カナダ産のブラックラブラドライトのビーズが入荷した事がありましたが、鑑別に出すとアンデシンという結果になりました。
成分で分けているのでマダガスカル産のラブラドライトよりも成分がアルバイト寄りだったという事だけです。
見た目はマダガスカル産のラブラドライトの地の色が黒っぽくなっただけ。
先述のとおり、アンデシンには赤い石というイメージがついてしまっています。
その石はブラックアンデシンとして出すと大混乱が生じるので流通名のブラックラブラドライトそのまま出しましたが、実はこういう事もあるんですね~。
ちなみにムーンストーンやサンストーンは宝石名で、しかも美しく光を反射する長石に対して与えられた名前です。
オレゴンで産出するオレゴンサンストーンは成分を調べるとラブラドライトになります。
サンストーンだけど実はラブラドライトです。
なんていうと訳が分からなくなってしまいますよね~。
ちなみにミネラリストのバイブルである「Fleischer's Glossary of Mineral Species 2014」にはアルバイトとアノーサイトの2つしか載っていませんでした。
真ん中の4つはオフィシャルじゃないんですかね~???
2004年版には載っているので、もしかしたら分類が変わったのかもしれませんね~!
なんだか今日は難しいことばかり書いてしまってすみません><
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